Breath Coachのセミナーを受けて私がそれを
ストーリーにしました。
口呼吸が単なる「口ポカン」や「口から息する」
とかいう簡単な物ではない事がわかります。
少しだけ難しいかもしれませんが、参考になればと思います。
「ストレス社会は交感神経を優位にします。
その結果身体は浅く頻回の呼吸を要求してきます。これが口呼吸の正体です。
もちろん口呼吸を起こす原因は一つではありませんから、哺乳、離乳の悪習慣により引き起こされることも頭にいれておかねばなりません。
このような複数の原因により口呼吸が常態化すると呼吸中枢では低い二酸化炭素分圧下で呼気反射を起こすようになります。
つまりいつも身体の中は低い二酸化炭素分圧に保たれることになるのです。
多くの人はそのことが症状としては顕在化しにくいのですが、気づかないうちに身体には変化が起こります。そのもっともわかりやすいものが「歯並び」です。
また、正常値より低い二酸化炭素分圧になるとボーア効果により末梢部位において組織に酸素が行き渡りにくくなります。
その具体例は風船を一生懸命に膨らませたときに起きる眩暈です。多くの人はその現象は空気を吐き出しすぎたことによる(身体の中の酸素が減ることによる)酸素欠乏と考えがちですが、それは少し間違えています。
身体は恒常性を保つように設計されています(ホメオスターシス)。そのため風船を膨らますために空気を多めに吐き出したとしても血液中の酸素分圧(98%)は簡単には下がることはありません。しかし身体から二酸化炭素を多く吐き出したことが原因となり、ボーア効果により血中のヘモグロビンが末梢(脳)において酸素を手放しにくくなってしまうのです。つまりその眩暈は身体全体の酸素欠乏ではなく、(身体の中には酸素は充満しているにも関わらず)局所における酸素欠乏が起こることが原因だということになります。そしてこの眩暈に値する身体の変調は脳だけに特化して起こっているのではないということを認識しなければなりません。そうです。身体のキャパシティーの違いにより症状の大小はありますが、身体中のあらゆる組織においてこの酸欠状態が起こっているのです。このことが続けば身体の健康を損なっていくことは誰にも明らかに感じ取れると思います。
つまり口呼吸をしている状態では慢性的に身体の二酸化炭素分圧が下がっており、末梢で慢性的に酸素欠乏が起きているのです。その結果例えば気管支を構成する平滑筋が損傷を受けてしまい喘息のような症状が出る場合もあるのです。
このように考えてくると、常態化した口呼吸がやがて手に負えない慢性疾患のトリガーになる可能性が見えてきます。」
いかがですか?
①口呼吸=浅い頻回呼吸=過換気=低二酸化炭素
②低二酸化炭素=抹消に酸素が不足(ボーア効果)
③筋肉などの抹消組織は慢性的に酸欠
④組織は良い状態を保てない
⑤つまり炎症を起こしやすい
⑥身体は不調に陥る
こんな風に理解すると分かりやすいですかね(^^)
少し難しいですが、呼吸は大切だという
事ですね。
間違えた呼吸を続ければ
身体は確実に壊れていくのです!
要注意です